住宅地図を既存地図に重ねる

2014/11/05
地図の取り込みは、ほとんどの画像フォーマットをサポートしている。PDFもOK。地図の変形と座標合わせにはQGISを使用する。基盤情報地図を参照して合わせるので、対象の地区の地図をロードしておく。
QGISを起動して、メニューの[プラグイン]-[プラグインの管理とインストール]から「GDALジオリファレンサー」プラグインをインストールする。

メニューの[ラスタ]-[Georeferencer]-[Georeferencer]から起動する。

メニューの[ファイル]-[ラスタを開く]からファイルを開く。今回は住宅地図をスキャンした画像を使用したが、航空写真などでもよい。この時、空間参照システムを選択する必要がある。リファレンスに使用する「基盤地図情報」は、「JGD2000/Japan Plane Rectangular CS IV(EPSG:2446)」(中国・四国地区)なので、同じ座標系を設定する。
ちなみに、今回使用したスキャン画像は13000X11000ピクセルのPNGフォーマット。この時点でファイルサイズは4MBある。リファレンス後に出力されるGeoTiffファイルは500MB程度になるので、HDDに十分な空きのある環境で行うこと。

住宅地図を基本地図に投影するためのリファレンスになる点をプロットしていく。ジオリファレンサーの住宅地図側のマップをクリックすると地図座標入力のダイアログが開くので、「マップキャンバスより」をクリックして、基本地図側の対応する場所を指定する。

OKで決定する。リファレンスは多いほうがよい。四隅と中央あたりの最低でも6点は欲しい。

入力が完了したら、[ファイル]-[ジオリファレンシングの開始]から変換を開始する。変換タイプは下記で指定してみた。

変換が終わったら読み込んでみる。シェイプファイルと同じように、変換後のGeoTiffファイルをレイヤーにドラッグアンドドロップする。レイヤーは一番下がよいでしょう。

完成。

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